評価コメント
相手を思いながら「包んで贈る」という行為は、「自らの手で作る」という行為の性質に合っている。作る側もどういった最終系になるかわからないようなトリミングの面白さもあり、何よりもこの道具によって作られたポチ袋や小袋のサンプルが魅力的であった。贈った相手との自然な会話も生まれるだろう。アクリルや紙の再利用という観点からは、環境保護への効果はわずかかもしれないが、モノが新しい何かに生まれ変わるというワクワクするような原体験は、これからの未来を作る子供達の再利用への深層意識を育むことにも繋がるだろう。デジタルアプリなどの機能的なテンプレートとは違った、新たな体験のテンプレートとして捉えてもいいかもしれない。
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